三越前、神田、日本橋周辺のランチを紹介する三神日シリーズ。今回はインデラの美味しいカレーをおすすめとして紹介します。
神田はカレーの街とも知られている。神田カレーグランプリのサイトを確認するとカレーの提供店は500を超えている。
溢れ出すカレーの香りに吸い寄せられる人々
神田のとある交差点にカレーの良い香りを流しているお店がある。その香りは道路を挟んで向かい側にまで漂っている。そう。そのお店が今回紹介するカレー屋インデラだ。お店は地下にあり、地上からは中を伺うことができない。
お店の前を通りすぎる人の多くは強烈なカレーの香りに振り向き、お店に関心を寄せる。だが、残念ながらお店の中で何が行われているのかを知ることはできない。勇気を振り絞って地下へ行くしかないのだ。
バーのような店内
地下へ降りていくと、カウンターのみで大体13人分の椅子が用意されている。だからお店の形だけを見るとバーみたい。しかし、バーだと錯覚させないのはプラスチックで出来た野菜の置物とスパイス、そしてカレーの香り。
店員さんが「いらっしゃいませ」という。女性の店員さんが2人でカウンターの中で注文を取ったり、カレーを出したりしていて奥の厨房で男性の方がカレーをよそったりしてくれる。お客さんは男性のグループで来ていたり、女性が1人で入っているのもよく見る光景。沢山のファンがいるんだろうな。
知り合いに紹介し、実際に一緒に行くと百発百中で好きになってもらえます。
どの席に座るのかは店員さんの案内か、紙で包まれたスプーンが置いてある席に座ります。また、出してくれるお冷やのコップがとても大きい。また、ある程度飲むとすみませんって言ってお冷やを補充してくれます。一度も飲み干したことない。
バーに置いてあるような丸い椅子に座り食べたい料理を伝える。
インデラの注文は非常に分かりやすい。しかし看板に書いてあるメニューは初見では分かりにくい。
噛み砕くと、カレーが2種類。1つはカレー(普通の辛さ、700円)、もう1つはハード(辛口、750円)。
サイズは普通盛りか大盛り(プラス50円)、特盛(プラス100円)。
トッピングはゆで卵か生卵か。
つまり選ぶ項目は3つ魅力技研は辛いのが好きなのでハードで大盛り、生卵トッピングをしました。(750円+50円+50円)値段間違ってたらごめんなさい。注文に関しては店員さん優しく教えてくれるので聞いてください。また前払い制なので注文と同時に支払いを行います。
カレーが出てくるスピードが早い
魅力技研が三神日ランチにインデラをおすすめする理由の1つ目が、注文してからカレーを持ってきてくれるまでのスピードがめっちゃ早い。
店員さんに食べたいもの伝えたら厨房の男性の方にコールする。盛るだけなんでしょう。すぐに盛り付けてカウンターの中の女性の店員さんにカレーを繋ぐ。卵のトッピングを頼んだ場合カウンターの中でトッピングしてくれます。インデラのカレーが出てくるスピードは博多ラーメンを麺固めで頼んだ時と同じくらい。スピード社会で戦うビジネスパーソンにぴったりなカレー。またお客さんの回転もかなり早いので急いでいる時は本当に助かる。
コクが美味いインデラのカレー
早速運んでもらったカレーを食べます。
インデラのカレーの特徴を挙げるとするのなら、ルーが持つチョコのような深いコクだと思う。そして出汁は鰹節を連想させる。スパイスもスパイスカレー(インドカレー)のようなシンプルな構成ではないと思う。ホールスパイス(葉っぱや種子などの状態)はルーの中には見えないので、調理の早い段階で取り出してしまったか、パウダー状のスパイスを使用しているかと思われるが、僕は後者ではないかと推測する。なぜならふんわりスパイスを感じるというより、しっかりと舌にまとわりつくようにスパイスを感じるから。勿論併用しているなんてこともあるのでしょうけど。
このカレーを食べたいと思ったらインデラに行くしかない。美味しいんです。
辛さはハードだと食べ終えた後に舌の上に辛さがやんわりと残る感じ。トッピングの生卵をスプーンでほぐしてルーとご飯をなじませる。
卓上の漬物で極上の一皿をいただく
また、インデラが面白いのはカウンターにある漬物が食べ放題なこと。
定番の福神漬けやらっきょうもあるし、ザーサイや柴漬けなど普段カレーの付け合わせとして出てこないものもあります。インデラのカレーの具は具材が大きくでゴロゴロと入ってるタイプではないので具材として各々トッピングして食べることができる。
だからインデラのカレーは食べる人によって完成するということですね。それぞれ気になる漬物を加えて究極の組み合わせを見つけてみてください。
また、優しい店員さんが気を利かせてカレーを出してくれると、どの漬物が好きかなどを聞いてくれたり、その日のおすすめなど、漬物が入った小皿を持ってきてくれたりする。
レパートリーは日によって違うこともあります。お客さんの前にあって自分が食べたい時は食べたいよってアイコンタクトを取るなり、口で伝えるなりしてください。
魅力技研のお気に入りの漬物は辛く味付けがしてあるメンマです。トロッとしたメンマをそのまま食べても美味しいし、ルーの中に埋めてカレーの具として食べても面白い。カレーのルーの主張が強めだからメンマの味は負けるんですけど。
食べ終わりました。うっすらと汗が出る。スプーンを巻いてあったペーパーで口元を拭いてお店を後にします。
食べていると徐々にカレーの香りに麻痺していくんでしょうか。自分ではそんなに気にならないけど、お店を出てもしばらくは体にカレーの香りが付いているんだそうです。カレーの匂い漂わせながら仕事するのも悪くない。
最後になりましたが、テイクアウトもやってます。
お店の情報
店名:カレーの店インデラ
住所:東京都千代田区神田紺屋町6
最寄駅:JR「神田」から徒歩約4分、JR「新日本橋」から徒歩約5分